2010年演奏会

2010年は、中央大学管弦楽団との共演により2回公演を行いました。

ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

第24回演奏会での合唱を少しだけご紹介します。以下のリンクからご試聴ください。
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中央大学管弦楽団 定期演奏会

♪日時♪
2010年12月10日(金) 18:30開演

♪会場♪
ミューザ川崎シンフォニーホール
(JR川崎駅下車 徒歩3分 / 京急川崎駅下車 徒歩8分)

♪演奏曲目♪
ブラームス / 大学祝典序曲
ベルリオーズ / ラコッツィ行進曲
ベートーヴェン / 交響曲第9番 ニ短調(合唱付)

指揮 佐藤寿一
演奏 中央大学 管弦楽団
ソプラノ 平井 香織
アルト 井坂 惠
テノール 大槻 孝志
バス 鹿野 由之
合唱 コール・ミレニアム/四季の会
東大和市民合唱団『第九を歌う会』
中央大学創立125周年記念合唱団
多摩市民『第九』をうたう会

2010年演奏会

第24回 多摩市民第九演奏会

♪日時♪
2010年12月26日(日)
14:30開場 15:00開演

♪会場♪
パルテノン多摩 大ホール
(京王線・小田急線・多摩都市モノレール「多摩センター」駅下車 徒歩5分)

♪演奏曲目♪
ベルリオーズ / ラコッツィ行進曲
エルガー / 行進曲 “威風堂々” 第1番
ベートーヴェン / 交響曲第9番 ニ短調(合唱付)

指揮 佐藤寿一
演奏 中央大学 管弦楽団
ソプラノ 平井 香織
アルト 井坂 惠
テノール 大槻 孝志
バス 鹿野 由之
合唱 多摩市民『第九』をうたう会
合唱指揮 佐藤和男

♪主催♪
「多摩市民『第九』をうたう会」
「公益財団法人 多摩市文化振興財団」
http://www.parthenon.or.jp/

♪チケット♪
9月4日(土)発売 (アテナ会員は9月3日発売)
指定席:2700円 (限定150席) <完売>
自由席:一般 2200円 学生:1500円 <完売>
(アテナ会員 2000円)
チケットパルテノン☎042-376-8181


指揮:佐藤 寿一

指揮 佐藤 寿一

Juichi Sato
1960年仙台市生まれ。埼玉大学教養学部卒業。哲学コースで音楽美学を専攻するが、後、指揮に転向。指揮を小松一彦、高階正光、前田幸市郎の各氏に師事。山形交響楽団、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などを指揮するほか、東京室内歌劇場その他オペラの副指揮、指揮、また文化庁主催・歌座「うたよみざる」公演の指揮兼打楽器などを務めた。
1992年、ハンガリーの国際バルトークフェスティバルにおいて、P.エトヴェーシュ氏の第2指揮者として、サヴァリア交響楽団で『交響曲第4番』(アイヴス)を指揮。2002年、韓国ソウルのカンナム交響楽団を指揮し、高い評価を受けた。また、2001・2002年の山形県生涯学習文化財団制作『フィガロの結婚』(モーツァルト)、2004年の『ヘンゼルとグレーテル』(フンパーディンク)では、指揮とともに演出も担当し好評を博すなど、新たな分野へ活動を拡げている。

1990年、全日本学生オーケストラ大会において中央大学管弦楽団の交響曲『画家マチス』(ヒンデミット)を指揮し、M.シュヴァルベ氏を始めとする審査員の絶賛を博すなど、指導の手腕には定評がある。
また、浦和フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督として、1986年の創立以来、活動をサポートしており、世界的にも演奏頻度の低いスクリャービンの交響曲第1番『芸術賛歌』や、2001~2005年《彩の国シューベルト・シリーズ》(シューベルトの交響曲全曲演奏プロジェクト)の指揮、浦和フィル創立20周年記念公演『カルメン』の指揮・台本・演出などが好評を得ている。

これまでにノサップ開陽台音楽セミナー、志賀高原指揮セミナー各講師のほか、吹奏楽指導者講習における指揮法の講師などを務める。1998年から2004年まで山形交響楽団指揮者を務めた。

現在、中央大学管弦楽団常任指揮者として指導にあたるほか、各地の市民オーケストラに招かれ客演している。


ソプラノ:平井 香織

ソプラノ 平井 香織

Kaori Hirai
国立音楽大学卒業、同大学院リート科修了。二期会オペラスタジオ第34期修了。東京文化会館推薦音楽会オーディション合格。

東京室内楽歌劇場公演『奥様女中』セルビーナでオペラデビュー。以降『ハムレット』オフィーリア、『魔笛』夜の女王、『ランメルモールのルチア』『ラクメ』タイトルロール、『カルメル会修道女の対話』ブランシュ、『夕鶴』つうなどを演じた。

新国立劇場での活躍は顕著で、2002年『ワルキューレ』を皮切りに『トスカ』『神々の黄昏』『エレクトラ』に出演。新国立劇場小劇場『なりゆき泥棒』では主役を務めた。2004・2005年には子供オペラ『ジークフリートの冒険』ブリュンヒルデを演じた。

そのほか、小沢征爾指揮『ファウストの劫罰』(ベルリオーズ)、大野和士指揮3部作『ヌシュ・ヌシ』(ヒンデミット)、岩城宏之指揮『アルテンベルク歌曲集』(ベルク)、若杉弘指揮『ダナエの愛』(R.シュトラウス)などでソプラノソロとして数多くの主要オーケストラと共演。NHK交響楽団の定期演奏会にも出演を重ね、準メルクル指揮『ヴィーナスとアドニス』、C.デュトワ指揮『エレクトラ』に出演。いずれも確実な歌唱力と高い音楽性により絶賛を受けた。

コンサートにおいても『レクイエム』『グローリア』『メサイア』『第九』『ミサ・ソレニムス』など数多くの宗教曲のソリストとしても活躍している。

声質はソプラノ・リリコ・レッジェーロであるが、華やかさとともにリリックな役柄などにふさわしい柔らかな色彩を兼ね備える。レパートリーは古典から現代まで幅広く、日本初演作品の出演も多い。

二期会会員。国立音楽大学非常勤講師。


アルト:井坂 惠

アルト 井坂 惠

Megumi Isaka
武蔵野音楽大学卒業、及び同大学院修了。二期会オペラスタジオを経て文化庁オペラ研修所第8期を修了。その後、渡独しカールスルーエ音楽大学・モーツァルテウム音楽大学にて、主にドイツリートについて研鑚を積みながらオラトリオ他コンサートに出演。1996年帰国。

1997年1月、(財)日本演奏連盟主催「演連コンサート」にてリーダーアーベントを開催。1998年7月、新国立劇場『フィガロの結婚』ケルビーノで二期会オペラデビュー。1999年のリサイタル、『山の娘』全曲(グリーグ/原語日本初演)は「新進歌手として出色の成果(日本経済新聞)」と好評を博し、NHK-FM「FMリサイタル」で放送された。また、小澤征爾指揮の新日本フィル『戴冠式ミサ』(モーツァルト)のアルトソロを務めたほか、2000年には東京フィル(若杉弘指揮)、読売日響(G.アルブレヒト指揮)と共演し、高い評価を得た。

またソリストとして、2001年の東京フィル『第九』演奏会(阪哲朗指揮)のアルト、2003年の東京フィル『ミサ・ソレムニス』(阪哲朗指揮)のアルト、2004年の新日本フィル『ミサ・タンゴ』(井上道義指揮)のメゾ・ソプラノとして出演した。

2002年、二期会50周年『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)で再びケルビーノを演じ、好評を得た。2003年、二期会『ばらの騎士』に待望のオクタヴィアンで出演を果たし、10月にはズボン十役においてリサイタルを開催、NHK-FM「名曲リサイタル」で放送された。1999年度文化庁芸術インターンシップ研修員。現在、二期会会員。


テノール:大槻 孝志

テノール 大槻 孝志

Takashi Otsuki
埼玉県出身。東京芸術大学卒業、同大学院ソロ科修了。ドイツ及びイタリアに留学。二期会オペラ研修所第47期マスタークラス修了時に、優秀賞ならびに奨励賞を受賞。

2004年10月、ノルトハウゼン歌劇場管弦楽団来日公演『アイーダ』に伝令で出演、F.スコットら外国人歌手に混じり、本格オペラデビュー。その後、日生劇場『後宮からの逃走』(モーツァルト)ペリドロ、新国立劇場『ザザ』(レオンカヴァッロ)アウグスト&マルコを演じ、2005年10月には、メキシコ・グアナファト市の国際セルバンテス音楽祭において、開幕オペラ『夕鶴』与ひょうを主演、地元各紙に絶賛された。

2006年は新国立劇場小劇場『セルセ』タイトルロールを演じたほか、新日本フィル『火刑台上のジャンヌ・ダルク』(C.アルミンク指揮)に伝令など4役で出演。サイトウ・キネン・フェスティバル松本にて、小沢征爾指揮による『エリア』(メンデルスゾーン)のアハブ王などを、日生劇場『利口な女狐の物語』ラパークを演じた。

2007年は、新国立劇場で小劇場『フラ・ディアボロ』ロレンツォを始め、『西部の娘』郵便屋、『ファルスタッフ』バルドルフォを演じ、サイトウ・キネン・フェスティバルでは『スペードの女王』式武官とチャプリツキーを演じた。

2008年は、東京二期会公演『エフゲニー・オネーギン』(P.コンヴィチュニー演出)でレンスキーに抜擢され、美声を聴衆に印象づけた。また、“最も心に残ったN響コンサート&ソリスト2008”で第一位に輝いた、C.デュトワ指揮によるオラトリオ『エディプス王』(ストラヴィンスキー)では、羊飼いを演じた。

2009年は、新国立劇場『こうもり』(独語上演)アルフレードで好評を得たほか、びわ湖ホール及び神奈川県民ホールにて『トゥーランドット』ポンを演じ、新国立劇場『魔笛』では僧侶を務めた。

また『第九』『レクイエム』などのソリストとしても高い評価を得ており、恵まれた美声と堅実な役作りと歌唱は、次世代を担う歌手として多いに期待されている。二期会会員。


バス:鹿野 由之

バス 鹿野 由之

Yoshiyuki Shikano
日本大学芸術学部、東京芸術大学別科に学ぶ。第16回 日伊声楽コンコルソ入賞。『椿姫』グランヴィルでオペラデビュー後、1984年から約10年間、ポップス界の貴重なベース・ヴォーカルとしても活躍。

再びクラシックに転じてからは、『魔笛』ザラストロ、『ボエーム』コリーネ、『アイーダ』ランフィスなど、オペラの世界で活躍。小沢征爾指揮『フィガロの結婚』バルトロ及び『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ、若杉弘指揮『秘密の結婚』ジェロニモ、新国立劇場『仮面舞踏会』などで存在感を示すほか、S.コミッショナー指揮による都響定期公演『ベルシャザールの饗宴』など、オーケストラとの共演でも高い評価を受けている。

2003年、二期会創立50周年記念『ばらの騎士』(ケルン市との共同制作)オックス男爵で大喝采を浴び、日本におけるバス歌手としての地位を確立。二期会『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)では、2002年と2006年の再演でもバルトロを演じ、絶賛された。また2004年には、東京シティ・フィル『ローエングリン』ハインリヒ王を、2007年には神奈川国際芸術フェスティバル『こうもり』フランクを演じた。

その後も二期会、新国立劇場を中心に数多くのオペラに出演し、豊麗な美声と感性豊かな演技で常に聴衆を魅了している。二期会会員。


中央大学管弦楽団

中央大学が創立70周年を迎えた1955年、記念式典における音楽演奏が企画された。そのときの有志によって結成されたオーケストラが中央大学管弦楽部の起源となった。
1962年に第1回定期演奏会を開催して以来、今日まで精力的に活動し、今年で第64回定期演奏会を向かえた。1998年には「多摩市民『第九』をうたう会」との共演でベートーヴェンの交響曲第9番を演奏し、以来4年に一度「第九」演奏会を開催している。
主な活動としては、年に2回の定期演奏会のほか、7月には所属する音楽研究会が開催するジョイントコンサートでの演奏や11月の学園祭では様々なジャンルに渡るアンサンブルの演奏が挙げられる。また、大学の入学式・卒業式での記念演奏や学外での依頼演奏を通じて、大学や地域の音楽活動の活性化にも貢献している。さらには金管・木管・弦のセクションごとの演奏会もあり、「プロの技術、アマチュアの情熱」をモットーに、質・量ともに他大学にひけをとらない活躍をしている。