2015年度演奏会概要
2015年度の「第29回演奏会」は7年ぶりにお迎えした田代俊文氏の指揮により、「相模原市民交響楽団」との共演で行われました。
♪日時♪
2015年12月27日(日) 15:00開演
♪会場♪
パルテノン多摩 大ホール
(京王線・小田急線・多摩都市モノレール「多摩センター」駅下車 徒歩5分)
♪合唱曲目♪
☆ワーグナー 歌劇「ローエングリン」より「婚礼の合唱」
☆ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付」
♪チケット販売♪
指定席:2,700円(アテナ会員/2,500円)完売
一般自由席:2,200円(アテナ会員/2,000円)
学生自由席:1,500円
指揮 | 田代 俊文 |
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管弦楽 | 相模原市民交響楽団 |
ソプラノ | 照屋 江美子 |
メゾ・ソプラノ | 金子 美香 |
テノール | 村上 公太 |
バリトン | 岡 昭宏 |
合唱 | 多摩市民『第九』をうたう会 |
Toshifumi Tashiro
東京音楽大学指揮科卒業。指揮を三石精一、F.Eggermanに師事。卒業と同時に二期会、藤原歌劇団、東京室内歌劇場、東京オペラプロデュース等でオペラ指揮者としての経験を積み、全国で数多くのオペラ、オーケストラを指揮している。ミュージカルにおいても、帝国劇場『ミス・サイゴン』(1992年)の指揮者に抜擢、以降『レ・ミゼラブル』『シンデレラ』等大作の上演でその劇的表現力を高く評価された。 2001年より内外のオーケストラのトップ奏者を中心にグルッポ・ムジチーニ・オーケストラを組織し、グルッポ・ムジチーニ総合芸術監督として、沖縄市音楽祭に参加し多くのオペラを指揮。特に2005〜2006年『モーツアルト・ツィクルス』では、室内楽、協奏曲、 交響曲、宗教曲、オペラの全てのジャンルにおいて多大なる成果を収めた。2007年、東京音楽大学100周年記念特別演奏会でベートーヴェン『第九』を指揮。2015年、東京大学音楽部管弦楽団第100回記念定期演奏会を指揮。現在、東京音楽大学指揮科准教授。相模原市民交響楽団常任指揮者、東京大学音楽部管弦楽団常任指揮者、日本大学生物資源科学部管弦楽団常任指揮者。
Emiko Teruya
東京音楽大学卒業、同大学研究生修了。1996年にスロベニア・マリボール国立歌劇場にて『リゴレット』ジルダ役でヨーロッパデビュー。オペラでは『椿姫』『ボエーム』『蝶々夫人』等の主役を演じ、その緻密な表現には高い評価を得ている。さらに『第九』やモーツァルト/ヴェルディ『レクイエム』等のソリストとして、その他コンサートでも国内外で活躍。またベルカント唱法に則った的確な指導には定評があり、イタリア・オジモ声楽アカデミーにも生徒を送り、世界的テノール、ウィリアム・マッテウッツィ氏にもその指導力は認められている。 2003年度沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。故東敦子、 ウィリアム・マッテウッツィの各氏に師事。
Mika Kaneko
東京音楽大学声楽演奏家コースを首席卒業、同大学院声楽専攻修了。ザルツブルグモーツァルテウム音楽院マスタークラス修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。同時に優秀賞受賞。平成18年度文化庁新進芸術家国内研修員。第15回日仏声楽コンクール第2位及び日本歌曲賞を受賞。 2008年二期会『ワルキューレ』(飯守泰次郎指揮)でデビュー後、二期会『ウリッセの帰還』『オテロ』、びわ湖ホールオペラ『ワルキューレ』『ヘンゼルとグレーテル』、東京春音楽祭『ラインの黄金』(マレク・ヤノフスキ指揮)等、数々のオペラに出演。 コンサートではベートーヴェン『合唱幻想曲』『第九』、ヘンデル『メサイア』、ヴェルディ『レクイエム』、オーチャードホール20周年ワーグナーガラコンサート、2013年第56回NHKニューイヤーオペラコンサート等、数多く出演。 平成24年度山口県芸術文化振興奨励賞受賞。二期会会員。
Kota Murakami
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。新国立劇場オペラ研修所第6期修了。文化庁在外派遣研修員として渡伊。イタリア・トラーパニにて行われたジュゼッペ・ディ・ステーファノ国際コンクールにおいて、『リゴレット』マントヴァ公爵役を獲得し出演。近年はシンガポール・リリック・オペラにて立て続けにオペラ出演し、現地にて好評を博した。 最近では新国立劇場公演J・シュトラウス『こうもり』アルフレード役。R・シュトラウス『ばらの騎士』ファーニナル家の執事役。二期会公演カールマン『チャルダーシュの女王』ボニ役(日本語訳詞上演)を演じた。3月には西武プリンスドームにてプロ野球開幕戦の国歌独唱もつとめた。二期会会員。
Akihiro Oka
香川県出身。国立音楽大学音楽学部声楽科卒業。東京芸術大学大学院声楽専攻修士課程修了。新国立劇場オペラ研修所第10期生修了。平成22年度、文化庁新進芸術家海外研修制度研修生としてジェノヴァ(イタリア)に国費留学。イタリア国立音楽院ニコロ・パガニーニにてL’arte scienicaを学ぶ。竹内肇、小林一男、折江忠道、直野資、アルベルト・クピード、黒田安紀子の各氏に師事。2010年にはパシフィック・ミュージック・フェスティバルに参加し、『ラ・ボエーム』マルチェッロ役にて世界的指揮者ファビオ・ルイージ氏と共演。2012年ジェノヴァにて『ドン・カルロ』ロドリーゴ役でイタリアデビュー。 第44回イタリア声楽コンコルソ第1位シエナ大賞受賞、第12回東京音楽コンクール第1位及び聴衆賞、第26回市川市文化財団新人演奏家コンクール最高位受賞、第29回練馬区新人演奏会オーディション最優秀賞、第82回日本音楽コンクール(オペラ)第3位。
オーケストラ 相模原市民交響楽団
Orchestra
相模原市民交響楽団は1981年9月、「市民の手で『第九』を演奏しよう」との声のもと、当時「相模原市民第九をうたう会」会長であった故鈴木義人氏を初代団長とし、音楽監督兼常任指揮者として小松一彦氏を招き、市内在住のアマチュア音楽愛好家を中心に結成された。 現在、年一回の定期演奏会(6月)、市内一般公募により結成される合唱団とともに「市民合同演奏会」(12月)を開催しており、多くの方々に市民交響楽団の演奏を楽しんでいただけるよう研鑽を重ねている。また、相模原市の社会教育団体として、依頼に応じて小中学校や市主催行事への出張演奏も行っている。 来年は設立35周年となり、第35回記念演奏会にラフマニノフ交響曲第2番などをとりあげる予定である。 指揮者の田代氏には1997年の初共演、翌1998年の当団常任指揮者就任以降、今日に至るまでほぼ毎週ご指導いただいている。
合唱 多摩市民『第九』をうたう会
Chorus
1987年、パルテノン多摩のこけら落とし行事として、ベートーヴェンの『第九交響曲』が演奏された。当時すでに活動中の市民オーケストラ「多摩管弦楽団」による演奏が決まり、「合唱も市民で」との関係者の熱心な提案により、「多摩市民『第九』をうたう会」が誕生。以後、「『第九』を歌いたい人なら、年齢も経験も問わず、誰でも参加できる合唱団」として、毎年12月に演奏会を開催。近年では多摩市民だけでなく、八王子・稲城・町田・府中・日野・立川などの近隣からもメンバーが参加しており、多摩市民『第九』演奏会は、歳末恒例の行事としてすっかり定着し、四半世紀を超える活動を続けている。