バス 宮崎 孝延
7月5日の総会は、多くの新会員を迎えて、今年の第23回・第九演奏会に向かっての出発式、結団式といえるものでした。私たちは、毎年、第九演奏会が終了とともに解散し、次の年の7月前後に、新たな出発をしているのです。
私たち合唱団は、多摩地域の文化活動の拠点として「パルテノン多摩」が建設されたとき、こけら落としに「第九」演奏会が計画され、その合唱団として多摩市民を中心に結成されたのが起源です。
1987年(昭和62)のことで、それから23年目となりました。1年1年、一生懸命育て上げてきたのです。最近の演奏会のお客様は1000人を越えるほどになりました。共演のオーケストラも、近隣の有数の方々との機会が多く、地域に根ざして、しかも都心の「第九」より迫力があると定評があります。
今年の共演する多摩管弦楽団は、パルテノン多摩における「第九」初演の時のオーケストラであり、私たち合唱団と深いつながりがあります。
先人たちの努力を無にすることなく、「初心 忘るべからず」で、新会員の皆様と一緒に、多摩の「第九」をつくっていきましょう。私たちは心からの仲間です。