初回の演奏会を思い出して

アルト 小田良子


私の使っている楽譜の大扉に,図のような「おめでとうございます」という前原先生のサイン、「29.11.‘87」と書かれたドイツ語指導の亀井陽二先生、それに平田典之先生のサインが記されている。
これは、第一回パルテノンでの第九の感激がよみがえってくる私の宝物である。
何がそうさせたのか、ふと、第九を今年は歌ってみよう思い立ち、この歌う会に参加させてもらった。驚いたことに、あの一回目からずっと毎年歌ってこられた方々と何人もお逢いした。その情熱と熱心さには頭が下がる。
22年も経った今、私は初心者と同じである。佐藤先生はじめ、熱心な諸先生のご指導で何とか歌えるようになった。イタリア留学前の平田先生にご指導いただいたことも懐かしく思い出され熱が入る。先日(11月15日)はきめ細かい高橋先生の本棒練習を受け、まだオケ合わせはしていないが、あの頃よりはるかに進歩を重ねている多摩管との演奏が胸おどる思いで待たれる。 本当に歓喜の歌である!! 皆さんどうぞよろしく。



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